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コラム(今月の言葉)|Column
勉強嫌いの私が、今年4月から放送大学大学院に入学しました。なぜそうなったのか。

勉強嫌いの私が、選りにもよって大学院で学ぶなんて、過去の私には想像もつかなかったことでしょう。いつから自分自身に変化があったのか、振り返ってみようと思います。 

小さかった頃、小学校に通うことの意味が分からず、親になぜ学校に行くのか聞いたことがあったと記憶しています。そんなとき、母親は「大事なことを勉強するためよ」といったかどうかは記憶にありませんが、とにかく通う意味が分からないまま学校というところにしぶしぶ行き始めたのです。私立の小学校だったせいもあり、その学年はひとクラスだけの36人という小さなクラスで、女子は10名しかいませんでした。授業は、先生が入れ代わり立ち代わり教室にやってきて教えてくれるのですが、ちっとも面白くないものばかり。一人っ子であった私は、クラス環境にもついていけないまま6年間を過ごしたようです。ですから、勉強の勉の字も、勉強しませんでした。

中学・高校は女子校へ。病気で学校を休まなければならなかったり、父を亡くした環境の変化を受けとめなければならなかったりと怒涛の時を過ごしていました。いやなことを忘れたくて、勉強そっちのけで卓球に没頭した時代でした。ただ、社会に出て働くためにデザイン方面に進みたくてデッサンの塾には通っていましたが。私にとって勉強は、やらなければ卒業できないから最低限やるというものでした。


社会人になりデザインの仕事をしている時は、関係する書籍を読む、イベントに参加する、美術関係のものには目を通す、マーケティングの勉強をするなど、以前より前向きになっている自分がいます。さらにキャリアチェンジをしていく中で、知らない知識を得るため必要に迫られて学んでいきました。このあたりから、意識は勉強から学習にレベルアップしてきました。
そして、マーケティングから営業部、人事部と横断的に仕事の内容が変化していくにつれ、数多くの人間と出会い、興味は「人間の可能性はどこまでいけるのか」というテーマにたどり着いていきました。組織内で働くことに行き詰まり感もあり、退職して自分らしく生きていくことにしてから、人間の可能性への興味がさらに強いものになりました。

特に、ダイバーシティマネージメントの仕事をしていると女性のキャリア支援とかかわることが多く、出産・子育てをしながら働き続けている人もいれば、あきらめてしまう人もいました。続ける人とあきらめる人の違いは何かに興味を持ちました。それを知りたいという思いが心理学を学ぶことにつながったと思えます。大学の卒論で、ある程度自己効力感ということを解明できました。これからは次の課題に向かってさらに進歩していきたい自分がいます。小学校の自分を思い出してみると、今の自分は全くの別人でしょう。環境の変化と自分の思考の変化が、今の自分を作ったのです。自分にびっくりです!



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