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コラム(今月の言葉)|Column
Good Coach(良き指導者)に必要なことは。

昨年10月から、大学院の科目で『才能と教育』を学んでいた。
才能をどのように伸ばすのか、誰を伸ばすのか。そもそも才能とはなんだろうか。歴史をたどり、また国内外の才能教育の取り組みについて学んできた。
その中に「スポーツの才能と教育」の章について、昨今のメディアでも話題になっている育成ついて語ろうと思う。

私たちは、コーチについてどんなイメージを持っているのだろうか。
まんがの「巨人の星」の星 飛雄馬の父を思い出すだろうか。バレーボールのアニメである「アタックナンバーワン」(知らないかな)のコーチだろうか。叱咤激励型、愛の鞭型とでもいうか、どちらかといえば厳しい方が良いと思っているかもしれない。私も運動部に所属していたので、コーチからウサギ跳びや走り込みなど、きびしい指示に対して、苦しいのを我慢してやり抜くことが大事だと思っている節がある。もしかすると日本のほとんどの人が、その苦しい練習の中で這い上がってくるやつが、上り詰めていくのだと信じていたし、今でも信じている人たちは多い。

しかし、そう信じてきた日本は、1986年ソウルオリンピックで世界を目の当たりに見ることになった。
ソウルオリンピックで、日本は金メダル数が中国、韓国に続く3位に転落してしまったのだ。日本の競技スポーツ界は、パフォーマンスが評価された人材が出てくるのを待っていた(ここまでのんきなものではないでしょうが)。ところがソウルの結果から、今までのやり方ではメダル数は確保できないと考え、2001年に国立スポーツ科学センターが、競技者・チームを支援し、研究するために開所した。2008年には、スポーツ種目ごとに専用トレーニング場や宿泊施設を整えたナショナルトレーニングセンターも開所した。

そして、指導者育成事業や中学・高校競技者育成など(財)日本オリンピック委員会が展開している。
財団法人 日本体育協会では、スポーツ指導のポイントとして、下記をすべての指導者に向けてメッセージを伝えている。

Process 結果ではなく経過を重視
Acknowledgement 承認する
Together 一緒に楽しみ一緒に考える
Respect 尊敬する、尊重する
Observation よく観察する
Listening 話をよく聴く

それぞれの頭文字をとって「PATROL」とした。自立した競技者を育てることが狙いである。5年前から、日本ではこの考えがスタートしたのかもしれない。自分で考え行動できる競技者を育てるために。




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