コラムTOPへ戻る　>> ■ 幸福とはなんでしょう？ 「今、あなたは幸福ですか？」と聞かれて、あなたはどう答えますか。 歌の文句ではありませんが「幸せだな〜、僕は君と・・・・・」っていうのもありましたが、どんな時にあなたは幸福感を感じますか。 ではこんな質問に答えてください。 「全体として、あなたは普段どの程度幸福だと感じていますか。」　 「非常に幸福　10点」〜「非常に不幸　0点」の10段階として、あなたは何点ぐらいになると思いますか。当てはまるものを一つ選んでください。 選んでみてどうでしたか？昨日まで不幸だったけど今日は幸せな気分とか、幸福度はその瞬間で変わることってありますね。 ところで幸福と不幸との境界線はなんでしょう。こんな疑問に答えてくれた本がありました。心理学や社会学では、この幸福というテーマはずいぶん前から研究されてきたようですが、この本は「幸福度の経済学」というものです。経済学で幸福論について研究されてきたのは10年位前からだそうで、この本は『日本の幸福度』(大竹、白石、筒井、2010)、日本評論社から出版されています。データ分析は、大阪大学COEのアンケート調査結果や、日米比較などからまとめられています。 では、不幸な人はどんな人でしょうか。 例えば、この本の中から3つの質問をピックアップしました。 「ぴったりしている　１」〜「全く当てはまらない　5」までの5段階として、当てはまるものを選んでください。 1.「ほかの人の生活水準を意識している」 2.「できるだけ質素な暮らしがしたい」 3.「お金を貯めることが人生の目的だ」 もし、どれか一つでも「ぴったりしてる」だったら、あなたは不幸な人という分析結果になるようです。 「ほかの人の生活水準を意識している」人ほど、「できるだけ質素な暮らしがしたい」と思う人ほど、「お金を貯めることが人生の目的だ」という人ほど、不幸な人という結果です。逆に幸福な人は、利他的な人だそうです。つまり、幸福かどうかは他人と比較するのでなく、他人を尊重し、思いやりをもって、自分は自分でそのままで良いという自尊感情の高さが反映しているといえます。 　自分磨きをしっかりして、幸福度を上げましょう！ Column Top Page >>