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コラム(今月の言葉)|Column

自己理解のすすめ

私は、キャリアデザインやキャリア開発の仕事をしていますが、最近気になってきたことがあるのでコラムに書こうと思います。それは、自己理解についてです。

大学のゼミ学生たちは自己理解を深めないと就活するにも内定がとれないと、何かといえば「自己分析しなければ」と考えがちのように思います。確かにその通りではあるのですが、私としては、何だかブームのように受け取れてしまいます。また企業や行政でキャリア開発を手がけていますが、そこでも自分の興味、能力、価値観、また自分の強みが曖昧で認識できていない人たちがけっこういます。まじめに仕事に取り組んでいる方たちですが、自分自身の潜在能力に気づかないまま仕事をしているのではないかと思います。

自己理解は、文字通り自分を理解すること、つまり自分を知ることです。アセスメントやハウツーブックを読んでも傾向は分かりますが、それだけではないのです。もっと分かる方法があります。

さて、自己理解は何のためにあるのでしょうか?私は「自分の人生を有意義で価値あるもの」、つまり自分にとって「人生を満足いく状態にする」ために自己理解はあるように思います。
では、読者の皆さんにお聞きします。現在「自分の人生が満足いく状態」にある。または、そこに近づいている、近づけるように行動していると自覚できている。自分の興味あることをしている、能力を発揮して仕事をしている、自分の価値観に合った仕事が出来ているのでやりがいがある。これが、自己理解できている状態だと思います。いかがでしょうか。

ちょっと曖昧だとか自覚できていないとしても、こんな経験はありませんか?何だかはっきりと理由は分からないけれど、最近楽しい気分でいる自分に気づいた。逆に、何だか前と違い楽しくない。相手から言われた一言が今になって怒りを感じている、友人と話をしていたとき話の内容に反論したくなったなど、心のザワツキを感じていたら、そこに自己理解のヒントが隠されています。「何故そう感じたか」について自分と向き合っていくことから始まります。

他者からのフィードバック(自分に向けて語られたこと)で、自分が認識していない自分の姿を知ったり、自分の意見をいった時に自分自身の考えに気づくこともあり、いつも話をしない人とあるテーマで話をしてみる中で自分の価値観に気づいたりします。
自己理解は、本やツールから理解するより、答えは自分自身の中にあります。多くの人と人生を語ってみてください。きっと、「自分がどうしたいのか」の答えが見つかります。



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