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コラム(今月の言葉)|Column

相手の話を聞く?聴く?分かっているようで分からない。どう違うのか。

相手の話を聞くこと(Hear)は、誰でもできています。しかし、相手の話を聴くこと(Listen)はどうでしょうか?
雑談なら「聞くこと」で十分ですが、友達の相談にのったり、取引先との商談や、悩みの相談を受ける時、そして親が子供と関わっていく時などは「聴くこと」になります。
では、一体何が違うのでしょうか。

まず私たちは、聞くことよりも話すことがもともと好きです。ですから前提は人間は聞くことよりも話すことを優先してしまう動物ということです。

話を聞く・訊く目的は、もちろん雑談だけではありません。情報収集のために訊きます。または相手の話の中味を知るために聞きます。その中味に興味が湧かなければ自然に「心の耳」が閉じてしまいます。
その話に自分が興味を持てるとそれについて話を聞き、さらにもっと知りたければ自分の興味に焦点をあてた質問をして訊き、その話を注意深く聞いていきます。興味がなくなれば、自分の話をしていくでしょう。

または、上司・部下の仕事関係の場合は、上司は部下からの情報を集め、自分の知りたい情報を訊き、自分にとって必要な情報が集まると、相手の話が早く終わることをジリジリとしながら待って、自分の答えや意見を言って終わるといったパターンが多いのではないでしょうか。仕事上の問題解決は、こんなスタイルですね。

つまり相手の話の中に自分が聞きたいことがあると人はちゃんと話を聞きます。聞きたいことがなければ聞けないということです。

聴くことは、聞くとはまったく違います。人を理解するための聴き方です。
聴く・訊く目的は、話し手が自分自身の話したいことを語るために、自分の考えを述べるために、そして自分の心の中にある自分に気づくために、話し手が語れるように聴いていくことです。

相手の本意を知るためには、聞き手が聴く姿勢を持つことが大事です。
聴くことは、自分に興味がない話でも真剣に聞くことを意味します。じゃあ、どうするの?と思いますよね。一言でいうと、その人に興味を持つこと。どんなことがきっかけでそう感じているのか、どうしてそれが気になるのかなど、その人に興味を持つと聴く姿勢につながっていきますよ。試してみてください。

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