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コラム(今月の言葉)|Column

働き続けてほしいと願う男性と、早く結婚して家庭に入りたいと願う女性

最近よく聞くことですが、アンケートなどの結果で特に若い人がこのように願っているようです。
私は複数の大学でキャリアデザインを教えていますので、確かにそうだなあと感じています。

男性たちの思いは、私としては良く理解できます。それは、家族を養っていくことの重圧、養っていけるだろうかという不安感、または何で男性だけ負担するのかという思いもあるかもしれません。
この不確実な現代に、将来何の保障もなく立ち向かっていくことは、誰しもやりたくないことです。自分のことでさえできるかどうか不安なのに、ましてや家族まで守れるだろうかと不安になります。
別の視点で見ると――ちょっと、いやらしい見方ですが――、「男女平等っていうのにおかしくない?」「何で僕だけ苦労をしなくちゃいけないの」「お袋を見てると女性は楽そうに見える」「親父みたいになりたくない」「母親のようにずっと女性に頼りたい」などと、いろいろ聞こえてきそうです。

では、女性はどうでしょうか。
不確実な現代に対しての思いもあるでしょうが、彼女たちは人生のライフコースを描くときに、働き続けるという前提はなく(もちろん働き続けると思っている学生もいますが)、結婚して、出産・子育てしていくのだと、すでに学生時代からイメージしていることが多いようです。男女役割分担意識があるかどうかは別にして、仕事と家庭の両立は最初から無理と考えています。子育てが一段落したら、時間の自由がある働き方としてパート・アルバイトなどを考えています。働き続けるなんてしんどくてイヤとか、何で働いて子育てまで女性がやるわけ?など、聞こえてきます。

彼らの考えは、間違っているというつもりはまったくありません。
ただ、このような話を聞くたびに私は、なんだか考えさせられてしまいます。
自分に対しての期待や希望を語れない現代なのかと。
自分に期待するから、頑張れるのに。
人生のビジョン(夢)を語ってこそ、そこに希望が芽生えるのにと。

「今までそんなことは誰もしていない、夢みたいなことをいうな、そんな考えはおかしい。」
こんな言葉を聞きながら、自分の考えを全うした先人の顔は輝いていました。
そして、冬季オリンピックの選手たちも輝いています。
私たちも、輝いて生きていきましょうね。


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