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コラム(今月の言葉)|Column

女性は男性に比べて数学が苦手である?

みなさんは、どう思います?
そういわれるとその通りかも・・・。なんて思ったりしていませんか!

1999年に社会心理学者であるスペンサーさんたちが行った実験の結果についてお話しましょう。
「女性は男性に比べて数学が苦手である」という広く知られたジェンダー・ステレオタイプに注目して、大学生の男女に数学のテストを実施する実験をおこないました。

まず、試験を始める前に、「数学の能力に男女差があるかどうかは、論争がある」と伝えた後に、2つのグループに分けて一つのグループには「差が見られない」と説明し、もう一つのグループには「差が見られる」と説明した後に試験を実施したそうです。

その結果どうだったでしょうか。
「差が見られる」と説明したグループでは、男性の成績に比べ女性の成績が低いという結果になりました。
「差が見られない」と説明したグループでは、男女の成績に差は見られなかったんです。

このことから「女性は数学が苦手なのよ」とか「女性だから数学はできないものよ」という周りからのステレオタイプ的な期待(決めつけ)に対して、私たちは無意識にその通りに振舞おうとしてしまうようです。

いろいろなことに挑戦したいと思っていた女性たちが、いつしかあきらめてしまうことを良く見てきました。親や教師、友達からの話から自分自身にプレッシャーを与え、先入観を持ち、取り組む前にあきらめてしまうケースや、やってみたがうまくいかないので「やっぱり女だから」と納得して女性の進むべき道(?)に進んでいった人たちをみてきました。

相手から強く言われると「そうなのか」「そうかも」と思ってしまいがちですが、「相手の言葉を鵜呑みにしない」ことも必要です。根拠があるのか、ステレオタイプ的考えではないか。

また自分自身も、「男性はこうすべき。女性はこうすべき。」と決め付けている、自分の中のステレオタイプ的考えにも気づいてさらに成長していきたいですね。
女性だから、男性だからという捉え方ではなく「1人の人間として捉える」ということを学んでいきましょう。

自分の中にあるステレオタイプ的考えから脱皮して、多くのことに挑戦していってほしいです。



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