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コラム(今月の言葉)|Column

結婚、出産、子育て、それでも働き続けたい。そこに何があるのでしょうか。

最近、子育てしながら働き続ける女性と出会うことが多くなってきたように思います。私としては、なんだか同士とであった気持ちになるんです。はっきりした理由はないのですが、なぜか「頑張って!」と叫びたくなります。しかし、話をすると仕事と子育て・家庭を懸命にやろうとして行き先を失っている彼らの姿が見えてきます。

私の本に書いたことですが、35歳で出産しました。当時(25年前)外資系企業だったことは大きく影響しています。その決断の理由は、「自分自身の人生での行き詰まり感」が50%、「子どもを育ててみたい」が50%でした。自分が年老いた時の孤独に対する寂しさや自分への新たな挑戦というのも入っていたと思います。
 
このコラムを読んでくださっているあなたは、子育て中でしょうか? それともどうしようか考え中ですか?キャリアアップを目指しているから結婚はいいけど子育ては無理と判断していますか?

子育ては私の想像を超えて体力と精神を弱らせたのは事実です。たしかに子どもを育てる行為は、子どもを保育園に送り、残業の時は保育園にむかえに行ってもらいダブル保育を頼んだりすることもあります。夫は協力してくれるでしょうが、子どもに熱が出た時は、どちらかが仕事を切り上げて迎えにいかねばなりません。現実は多くの女性が迎えに行っていますね。

仕事は育休後、時短勤務やフレックスで対応している方が多いようです。復帰後の職場環境の変化やもっと責任を持って仕事をしたいのに退社しないといけない時に、自分の心の中で無力感というかすっきりしない中途半端な気持ちが残ってしまうと嘆いています。そして家に帰れば、食事の用意、保育園に出すもの、子どもはぐずって泣き、お風呂の準備などなどあっという間に夜中になってしまう。

そんな時に思うのです。

「私の選択は正しかったのかな?」「ここまで仕事する価値あるの!」「子どもが可哀想すぎないのか」「周りからも白い目のプレッシャーを感じる」「仕事も中途半端、育児も中途半端、こんなんでいいのかなあ」私もそんな時がありました。「私は何がしたくて生きているんだろう」と自分が分からなくなっていました。私は自律した人生を小さい頃から望んでいました。そのためには夫に依存しない自分であり続ける必要がありました。子育ても自分にとっては重要ですが、働き続けることを優先順位の一番にしたのです。


今私は仕事と家庭生活を続けてきて本当によかったと思っています。人生の意味が何かは分かりませんが、いろいろな経験の中でそれから逃げずに立ち向かってきたことで、成長し続ける自分と出会えてきたように思えます。仕事と家庭生活という対比があるからそれぞれの良さや必要性を感じることができます。

あなたは、何を選択しますか。一日は24時間です。限りある時間をどう使うか。それは自分の優先順位を決めることでもあります。そして自分に折り合いをつけていくことも大切です。10年先のステキな自分と出会うために・・・。



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